妊婦の流産防止剤として使われた人工女性ホルモン「DES」の悲劇が示す通り、お腹の中で受けた化学物質の影響は、出生時には何の異常も見られなくても、思春期以降や大人になってから初めて、不妊症や卵巣・精巣の希少がんとして突然発症することがあります。この「曝露と発症との間の十数年〜数十年のタイムラグ」が、原因化学物質の特定を遅らせ、被害を拡大させる最大の要因となっています。
「今、何も健康問題がないから大丈夫」と過信せず、子供たちの20年、30年先の発達機能や未来の生殖能力を守るために、親としての今日の生活選択を誠実に行いましょう。